地域貢献、社会貢献への思い。
(写真ACより)
私は元々会社勤めをしていましたが、自分が住んでいる地域での人脈を作りたいと思い、独立開業しました。
独立開業する時に、「地域、社会に貢献したい。」という思いがあり、当初は同業者と一緒に高齢者施設や保育園、幼稚園などの簡易清掃を行っていました。
ところが皆様もご存知だと思いますが、2020年1月に日本で最初の新型コロナウイルス感染者が確認され、更にその年の3月にWHOが「パンデミック宣言」をして以来、人との接触に注意が必要になりました。
ましてやお年寄りや小さなお子様がいらっしゃる施設への訪問は難しくなり、どうしたものかと思っていた時に一つのきっかけがありました。それは次の項で書いていきたいと思います。
地元ラジオ局「bayfm78]様が呼びかけているゴミ拾い活動を聴いて・・・
そんなある日の朝、車で現場に向かっている時の事です。
いつものように地元ラジオ局のbeyfm78を聴いていました。
その時にかかっていたHEARTLUCKという番組では「ゴミ拾い活動」を呼びかけていました。
HEARTLUCKのコンセプトは「同じ日・同じ時間・同じ想い」で「楽しくゴミ拾い」 で、月に1回地域で集まってゴミ拾いをしているそうです。
私はなかなか日程が合わないことと、まずは自分が住んでいる近くのゴミを拾おうと思い、2021年11月から一人で始めました。
最初は月に1回でしたが、今は月に2回のペースで行っています。
またHEARTLUCKではゴミ拾いをした後、「 チーバくんゴミゼロ」にハッシュタグをつけてツイートすることをオススメしています。すると千葉県の地図がだんだんと赤くなり最終的には3000投稿で真っ赤になって、チーバくん(※1)が完成するそうです。
ちなみにそれを「チーバくんゴミゼロMAP」と呼ぶそうです。私も何度か投稿しました。
チーバくんが赤くなっていく様子は確認出来ていませんが、株式会社ベイエフエム様によるとあと少しで完成とのことです。(2022年9月2日現在)
(※1)チーバくんとは千葉県のPRマスコットキャラクターです。
尚、今回「bayfm78」「HEATLUCK」「チーバくんゴミゼロMAP」などの文言の掲載について、株式会社ベイエフエム様より事前にご許可をいただいております。
株式会社ベイエフエム様には心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
ゴミ拾い活動をSNS投稿をして感じた、1つのうれしい事と2つの深刻な事!
ゴミ拾いの様子をツイートしてみると、同じような活動をしているフォロワーさんが増えました。
私自身のフォロワーさんがは少ないのですが、中にはインフルエンサーの方もいらっしゃいます。
そのインフルエンサーの方やフォロワーさんのツイートで感じたことをあげてみます。
1つのうれしいこと😆
まずうれしいこと!
ボランティアでゴミ拾いをしている人は思いのほか多く、毎日のように活動している人もいらっしゃいます。
これはとてもうれしいですね!
私のように一人でやっている人もいれば、定期的に集まっているグループもあります。
中には100人以上集まるグループもあるそうです。
スタイルは違っても「何かをしなければ! 」という思いは一緒だと思います。
1つ目の深刻なこと😢
(写真ACより)
次に深刻に感じたことは、ゴミを捨てる人の、ルールやマナー、モラルに対する意識の低さです。
私は近所の道路でのゴミ拾いがメインですが、浜辺や河原、キャンプ場などで活動している人もいます。
その人たちのツイートに添付してある画像を見ると、驚くほどの量のゴミが捨ててあります。
特にBBQの後片付けをしない利用者が跡を絶たず 、いくら拾っても埒が明かない状況です。
ボーイスカウトには
「来た時よりも美しく!」
というルールがあるそうですね。
素晴らしいと思います!
また街中で活動をしている人のツイートには、側溝のフタやグレーチングを外して、タバコの吸い殻を拾い上げている画像や動画をアップロードしているものもあり、多いときには一箇所に1000本以上の吸い殻 が捨ててあることもあるそうです。
公園の空き缶やペットボトル、弁当の空容器や菓子類の包装、レジ袋も目立ちます。
ゴミ拾いをしている人は思いのほか多いと書きましたが、落ちているゴミの量に比べればまだまだ少ないと感じています。
また拾っても拾っても無くならないのも、深刻な状況です。
2つ目の深刻なこと😢😢
(写真ACより)
更に深刻なのは、海に流出するゴミの問題です。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、近年海洋ゴミの問題が大きく取り上げられています。
地上のゴミの全てが海に流れるわけではありませんが、川から海に流れてしまうことも多々あります。
ポイ捨てされたタバコの吸い殻や、その他のゴミも例外ではありません。
道路脇の側溝や排水口を通って、川や海に流れてしまいます。
川岸や海岸のゴミは言うまでもなく、海に流れ出てしまう恐れが十分にあります。一度流れてしまうと、回収がかなり困難になります。
そしてその中でも特に問題視されているのが、マイクロプラスチックです。
マイクロプラスチックは、レジ袋やペットボトル、ペットボトルのフタ、タバコのフィルター、ラップ、紙パック飲料の容器、ストロー、文具、食器、食品のパック、卵のパック、包装フィルム、衣類の繊維などがさまざまな理由で小さくなった物を指します。
一般的には直径5mm以下の物をマイクロプラスチックと呼ぶそうですが、中には目に見えないほど小さくなってしまった物もたくさんあるようです。
そのマイクロプラスチックは自然分解されることなく、海の中を漂います。
そして何よりマイクロプラスチックによる人体への悪影響も懸念されています。
非常に小さいマイクロプラスチックは、海に住む生物がエサと間違えて食べてしまいます。
食物連鎖によりマイクロプラスチックを食べた生物を更に大きな生物が食べ、最終的には人間の口に入ります。
プラスチック自体はそのまま排泄されるそうですが、プラスチックに含まれる、またはプラスチックに付着している有害物質は、体内に吸収されることもあると言われています。
これはかなり深刻ではないでしょうか?
(写真ACより)
では、どうすればいいのでしょうか?
マイクロプラスチックは年々増え続けています。
2050年には世界中の魚の量を超えてしまうのではないか? との予想もあります。
一度海に流れてしまったゴミの回収は困難です。
ましてやマイクロプラスチックの回収など、個人では不可能ですね。
もちろんプラスチックゴミだけではなく、その他のゴミを拾うことも重要です!
そこで個人でも簡単に出来ることをご提案致します。
それによって地球上のゴミが無くなるわけではありませんが、よろしければお試しください。
とても簡単です。
ポイント1
まずゴミのポイ捨てをしないように、意識してみませんか?
いざゴミ拾いをしようと思っても、なかなか実行出来ないものです。
それならばせめてゴミをポイ捨てしない。
ゴミは決められた場所に決められた方法で捨てる。
極論ですが、もし世界中の人が実行すれば、ポイ捨てゴミは増えることはありませんね。
ポイント2
次はやはりゴミ拾いです。
といっても最初から大げさにする必要はありません。
私は月に2回を目標に毎回2~3時間ほど近所のゴミ拾いをしますが、大変だったり義務にしてしまうとなかなか続きません。
そこで休みの日に家の前を10分だけ掃除してみてはいかがでしょうか?
例えば散歩や買物から帰ってきたら、家の前をホウキとチリトリで掃くだけでも最初は十分です。
ポイント3
ゴミ拾いをしていく中で「もっと拾ってみたい。もっと社会貢献をしたい。」と感じたら、以下のことを試してはいかがでしょうか?
・少しずつ回数や時間を増やす。
・誰かを誘ってみる。
・地域で同じような仲間を探す。
などです。
実際にbeyfm78の番組であるHEARTLUCKのパーソナリティDJ KOUSAKUさんを中心に、千葉県浦安市にて発足された任意の環境改善活動団体「NPO法人まるごみJAPAN」では、そこから派生したグループが千葉県内外にいくつもあり(まるごみ浦安、まるごみ船橋、まるごみ埼玉など)、定期的にゴミ拾い活動を行っているそうで、 参加の際は軍手やトング、ビブスなども貸してくれるそうです。
※詳しくは「まるごみ」で検索してお問い合わせください。
注意ポイント
- コロナ禍もまだ完全には落ち着いていません。マスクやゴム手部の着用、手洗い、うがいなどの衛生対策をしっかりとして、自己責任でお願いいたします。
- ゴミ拾いを行う際は、車や自転車、歩行者、またはその他の物にぶつかってケガなどしないよう、十分にお気をつけください。
- ゴム手袋や軍手の着用、トングの使用をお勧めします。特に割れ物にはご注意ください。
まとめ
ここまで「ゴミ拾い」について書いてきましたが、いかがでしょうか?
タイトルには「ごみ拾いは意味がない?」と書きましたが、決してそんなことはありません。
拾ったゴミを適切に処理すれば、海に流れ出ることも通常はではありません。
そのような思いがあり、海の近くで重点的にゴミ拾いを行なっています。
私も元々ゴミ拾いに興味があったわけではありません。
- 地域に貢献したい。
- 地元ラジオ局beyfm78での呼びかけ。
- コロナ禍でも無理せずに出来る。
- ネットやSNSで知ったマイクロプラスチックの悪影響。
- 地球の未来が心配。
などの理由で始めました。
また以前スポーツ雑誌で、有名なトレイルランナーの記事を読みました。
(トレイル=未舗装路のことで、一般的にはハイキングコースや登山コースを利用しているそうです。ちなみに私はトレイルランナーではありません。)
その方がおっしゃるには、
「山に入るとどんなに注意していても、必ずゴミの一つや二つ落としてしまう。例えば補給食の包装など、たとえ故意ではなくても落としてしまうこともある。それならば気が付いたゴミは拾って帰ろう。そうすれば自然にかかる負荷が少しでも減らせる。(略)」
だいたいこんな感じのことが書いてありました。
落ちているゴミの全てが故意に捨てられた物ではないと思います。
うっかり落としたレジ袋が強風で飛ばされてしまい、あっという間に拾えない場所にすっ飛んで行ってしまうこともあるかもしれません。
実は私もそのようなことがあり、それならば無理のない範囲で拾おうと考えました。
未来の子どもたちに美しい地球を残すために、
重要
ゴミを捨てない人の輪
ゴミを拾う人の輪
が広がってくれれば、うれしい限りです。
ゴミ拾いのX(旧Twitter)アカウントを開設予定です。
あまり代わり映えしない内容ですが、ご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。